【観戦記】2025明治安田J2第19節 徳島ヴォルティスvsジェフユナイテッド市原・千葉

サッカー

早いものでもう前半戦ラスト。

最後の相手はアウェイで難敵、徳島ヴォルティスです。

5月からうまく行っていないジェフに対して、直近5試合3勝1分1敗と好調の徳島。

ともに昇格を争うライバル同士の対戦。

勝ち点3を積み上げて後半戦への弾みにしたいところ。

スタメン

リーグ戦は2週間ぶり。

その間に天皇杯があり、その出来からスタメンが決まったようです。

林選手が左サイドでの起用。

呉屋選手が天皇杯からいい状態でスタメン入り。

杉山選手も天皇杯に続きスタメンです。

しょうじき両ワイドはいつもの田中選手、椿選手に戻してくるかなと思いましたが、

やはりアピールした選手が試合に出られるというところはぶれていませんね。

徳島のマスコット、ヴォルタくんとティスちゃんもお出迎えしてくれました。

前半戦

立ち上がりからジェフのペースでした。

ボールを保持して攻撃を仕掛けます。

3分、杉山選手のミドル。

強烈なシュートでしたが、徳島のゴールキーパー田中選手に防がれます。

その後もジェフのペース。

セカンドボールはジェフが拾えていたので、徳島は守備に回る時間が続きます。

杉山選手にボールが集まっていましたね。

呉屋選手も身体を張っていて気持ちを感じました。

田口選手のFKは惜しくも枠外

前選手も奮闘

タフさを見せる髙橋選手

するとジェフがついに均衡を破ります。

前半23分、杉山選手のコーナーキックから

田口選手がファーで折り返し、石川選手が右足アウトサイドでシュート。

ジェフが先制します。

ゴール裏民はジェフ三唱を期待していましたが、

残念ながらやらず。

石川選手のごめんね。です。

久々のリーグ戦得点!

今治戦以来の得点ということです。

27分も杉山選手のシュート。

カットインから左足で巻くようなシュートできたが僅かにゴール左。

28分は林選手の決定機も、山越選手のディフェンスにあいゴールならず。

うん、とてもいい流れです。

鳥海選手も落ち着いたプレーを披露

しかし30分頃から徳島がボールを持ちます。

ようやく徳島のターンかな、という感じでした。

しかしジェフの守備陣も集中しています。

綺麗にラインがセットされていて、徳島に隙を与えません。

しかし、34分。

鈴木大輔選手のパスが相手に引っ掛けられ徳島・高木選手に同点ゴールを奪われます。

このゴール、鳥海選手に当たっていましたね。

ミスからやられた、悔やまれる失点です。

さらに36分、徳島が一気に逆転。

山越選手のロングボールから裏に抜け出した渡選手が右足、頭とうまくコントロールしてシュート。

スアレス選手の股を抜くシュートで徳島が逆転します。

一気にビハインドとなったジェフ。

正直嫌な流れです。

しかし!!

ジェフも意地を見せます。

40分。

徳島、山田選手の持ち出しが長くなり石川選手がボール奪取。

そのまま呉屋選手にパスを出し迷わず左足一閃!

同点に追いつきます。

呉屋さん、DAZN見直しましたが目がパキッてましたよ。

思い切りのいいシュートで気持ちよかったです。

現地では

お!!え!

おおおおおお決まったぁぁぁぁあ!!!!

って感じで一瞬時が止まりました。

このまま前半は2-2で終了。

お互い不用意なミスがあり、それが失点に直結したというところ。

失点数の少なさで1位、2位のチームの試合で想定しにくい展開となりました。

後半戦

杉山選手、ゴールなるか

先にチャンスを作ったのは徳島。

46分、こぼれ球に徳島、児玉選手のシュート。

さらには49分にはジェフ自陣からのボールロストから渡選手のシュート。

50分には田口選手のシュートを打つも、まだまだ徳島のペース。

53分に徳島バルセロス選手のシュートは僅かに左。

54分には再びバルセロス選手の抜け出しから高木選手のクロス。

後半開始序盤は徳島のペースで試合が進みます。

髙橋選手のクロス

61分、呉屋選手と林選手に変わり田中選手とカルリーニョスジュニオ選手が入ります。

その田中選手が魅せます。

交代からわずか3分の64分、鈴木選手の大きく蹴り出すようなクリアボールに対して、

徳島の山田選手のトラップが後方に大きくなり、その隙を見逃さなかった田中選手が飛び出してきたキーパーをかわしてシュート。

これが決まって勝ち越しゴール!!!

田中選手、真っ先にベンチに向かい小林慶行監督と熱い抱擁をかわします。

そして待望のジェフ三唱!

気持ち入っていましたね。ナイスゴールでした。

その後、73分には杉山選手、田口選手に代わり椿選手、品田選手入ります。

ドリブルでチャンスを伺う椿選手

品田選手のコーナーキック

直後の75分、ジェフにとっては痛恨の同点弾を食らいます。

ジェフのファールで得た徳島のフリーキック。

左サイドから上がった高木選手のクロスに途中交代で入ったカイケ選手がドンピシャヘッド。

んーピンポイント。打点も高い。

カイケ選手、さすがです。

追いつかれたジェフ、勝ち越しを狙いに行きます。

髙橋選手のダイレクトボレーはキーパー正面。

追い上げムードもありましたが、81分。

疑惑のシーンです。

エドゥアルド選手が徳島、トニー・アンデルソン選手に対し首絞め行為があり一発レッド。

DAZNで映像を見返す限り、少しやり合っている感じはありました。

その後競り合いの中でエドゥアルド選手が倒されてファール判定でした。

プレーが止まった後、エドゥアルド選手がトニー・アンデルソン選手に駆け寄り…という流れです。

もしかしたら何か言われたのかな、という気もするのですが

エドゥアルド選手が愚行を働いたのは事実。

しっかりと反省し、またいいプレーを見せてほしいです。

エドゥアルド選手。替えの効かない選手です。

その後3試合出場停止と15万円の罰金という処分が発表されています。

しかし、試合終盤の徳島左サイドの高田選手。

とてもいい選手ですね。

どんどん仕掛けてクロスまで持っていっています。

対峙した髙橋選手は相当苦労したと思います。

あの時間であの仕掛けですから。

10対11になって防戦一方かな、と思いましたが

ジェフも勇気を持って前に出ています。

苦しい時こそ前に出る勇気、力。

この力はこの先必ず生きてくると思います。

最終盤、坪井選手のヘッドをスアレス選手のビッグセーブ。

ラストプレーも凌ぎ切りタイムアップ。

3-3のドロー決着となりました。

終盤もビッグセーブのスアレス選手

雑感

すごく蒸し暑く、見ている方も汗が止まらない環境でした。

その中でプレーしていた選手は本当に讃えられます。

天皇杯120分プレーしてすぐこの試合です。

試合は惜しくもドローに終わってしまいましたが、価値のあるドローと捉えられると思います。

そして今日の試合はお互い守備の堅いチーム同士の対戦という事でロースコアになると思いました。

1点が明暗を分けるかな、と。

しかしそうならないのがサッカーで…面白いものです。

お互いディフェンスにミスがあり、

その隙を逃さなかったというのが互いに3得点とったというところに繋がっているかなと思います。

ジェフは鈴木大輔選手のパスが短くなったシーン。

徳島は山田奈央選手が持ち出しが大きくなったシーンとトラップが大きくなったシーン。

お互いにしっかりと仕留めるというところは強いチームである証だと思います。

ジェフは結果が欲しかったですが、

展開的にドロー精一杯となってしまいました。

身体を張り続けた鈴木大輔選手。

順位は勝ち点で水戸と並んでいますが、それでもかろうじて首位をキープ。

今治戦以降、勝点3が遠いですが

それでも首位ターンできたことは本当に誇らしい。

次節からはいよいよ後半戦。

前回、苦杯を嘗めたジュビロ磐田が相手です。

次はホームです。

圧倒的に圧倒しましょう!

WIN BY ALL!!

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