【観戦記】J2第18節 FC今治vs徳島ヴォルティス

サッカー

ジェフの次節の相手は徳島。

前半戦ラストゲームです。

偵察も兼ねて(というかメイン)観戦してきました。

今治と徳島のUZU FES(渦フェス)と題された一戦。

今治はジェフに負けて以降調子を落としてリーグ戦2連敗中。天皇杯も含めると3連敗といった状況。

ゴール裏気合い入っていました

一方徳島は徐々に調子を上げて4位まで浮上。

バス3台で駆けつけたサポーター。ゴール裏全面開放です。

前半戦

序盤は今治が攻勢で進みました。

徳島のビルドアップのところでミスが多く、中盤で今治がボール奪取からの速攻というシーンが見受けられました。

それでも徳島は17試合で7失点、1試合平均0.41失点と脅威の数字。

守備がとにかく固く、ロースコアで1点が勝負の分かれ目になりそうです。

その徳島の守備は山越選手。

去年はヴェルディからレンタルでジェフに加入していました。

特に印象的なのはホーム最終戦の長崎戦での活躍。

マテウスジェズス選手に対してマンマーク気味の守備を披露し、対人戦の強さを見せていました。

その山越選手が今治戦でも活躍。

マルクスヴィニシウス選手を振り向かせず、後ろから突っついて回収するなど、随所にいいプレーがありました。

山田奈央選手、青木駿人選手と共に強固な守備網を形成していました。

山田選手は気持ちを見せるプレーヤーでしたね。

今治が有利に試合を進めていましたが、ゴールまではいかず。

前半26分にはマルクスヴィニシウスが抜け出してシュートも枠外。

もう一枚中にいたので、そちらでも…という感じはありましたが、利き足&自分でゴールを決めたいというFWの性が出たのでしょう。

すると徳島がワンチャンスをモノにします。

ジョアンヴィクトル選手のワンタッチの落としにサイドの高木選手がクロス。

これを鹿沼選手がヘッドで押し込み先制。

耐えて耐えてワンチャンスを決め切る。

これが徳島か、と思いました。

前半はこのまま徳島リードで終了。

後半戦

後半は終始徳島ペースでした。

山越選手は前半で交代でしたね。

何かトラブルでもなさそうでしたし、イエローもらっていましたからその辺を考慮してでしょうか。

交代で出たのがカイケ選手。

いやー大きい。フィジカルの塊みたいな選手ですね。

しかもプレー面でも結構目立っていました。

守備では攻撃の芽を摘みつつ、セットプレーでは前線でターゲットに。

素晴らしい選手です。

後半の徳島はあと一歩でゴールというシーンが何度もありましたね。

バーに当たったり、今治からするとだいぶ助かりました。

追いつきたい今治でしたが、中々形を作れません。

ジェフが苦しんだ横山選手のドリブルもこの日不発でしたね。

選手交代で打開を図りますが、中々ペースを掴めません。

徳島の方が試合巧者という感じが出ていましたね。

リードしているという状況もあり、徳島は落ち着いていました。

チャンスらしいチャンスなく終了。

1-0で徳島が勝利しました。

雑感

今治はダービーに勝って連敗を止めたい、上位戦線に残りたいところでしたが、惜しくも敗戦。

3連敗となってしまいました。

一方の徳島は、今治相手に安定した戦いぶり。

守備でリズムを作ってワンチャンスをものにするのいう。なんとも上手いなと。

裏を返せば、徳島は失点こそ最少で優秀ですが、得点も17とリーグで3番目に少ない得点力です。

1-0の美学って感じで、なんとも玄人好みのサッカーって感じですな。

とはいえ、4試合連続で得点中。

一切の隙は見せられません。

今のジェフなら苦労すると思います。

なんせ得点が取れていない。

この試合を見る限り、ジェフの打開策は

今治のように、開始直後のまだ徳島が落ち着いていない時間帯に、高い位置でボールを奪ってからの速攻をものにしてまず先制したいですね。

いずれにしてもロースコアかなと思います。

ジェフはゴール数も一位ではありますが直近3試合得点なし。

今治戦もオウンゴールなので、ジェフの選手が決めた試合は14節の大宮戦まで遡ります。

ジェフは失点数も徳島に次いでリーグ2位の成績。

とはいえ、ジェフ14失点に対し徳島は7失点。

倍の差があります。

以下に徳島が優れているかということがわかります。

ゴール数リーグ1位、失点少数リーグ2位のジェフ。

ゴール数リーグ戦18位、失点少数リーグ1位の徳島。

データだけ見れば矛盾対決ですが、果たして。

ジェフにとってはホーム大分戦のような試合展開になるかもしれません。

エドゥアルド選手のスーパーゴールで試合を決めましたが、今のジェフにはそういうゴールも必要ですよね。

ただ、次節はアウェイ。

あまりいい印象がないポカスタでのゲームなのでそこも気になるところ。

ポカスタといえば2023年の第29節、土壇場でジェフが追いついた試合が印象的ですね。

米倉選手のシュート?を当時徳島のGKだったスアレス選手がトンネル。

試合はそれで引き分けに終わりました。

スアレス選手は古巣対決となりますね。

後半戦に向けて弾みをつけるため、とにかく勝ちが欲しいジェフ。

ここまできたら前半戦首位ターンをしたい!

残り半分になるわけです。

よりプレッシャーも強くなります。

しかし、それを乗り越えるものだけが昇格者として認められるわけです。

チームも日々成長していると思います。

メンタル面でも強くなって欲しい。

まずは今の壁を越えるところ。

勝って前半戦の壁を壊しましょう。

WIN BY ALL!!

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