(過去10年)第15節時点でのJ2順位とその後

サッカー

第10節時点で2回目の確認をしましたが、第15節を終えて首位にいるチームは昇格できたのか?

前回同様、過去10シーズン遡り15節時点での上位3クラブ、最終順位の上位3クラブを抽出します。

ちなみに、レギュレーション(チーム数、試合数、昇格数、POなど)がシーズンによって違うので一概には言えません。

2015シーズン

【第15節時点】

1位大宮アルディージャ

2位ツエーゲン金沢

3位ジュビロ磐田

【最終順位】

1位大宮アルディージャ

2位 ジュビロ磐田

3位アビスパ福岡

【昇格】

大宮アルディージャ、ジュビロ磐田、アビスパ福岡(PO勝ち抜き)

15節時に首位にたった大宮。

以降は一度も首位を譲ることなく優勝。

3位となったジュビロは最終2位でした。

金沢は後半戦調子を落とし12位となりました。

15節時のTOP3のうち、2/3が昇格しています。

2016シーズン

【第15節】

1位コンサドーレ札幌

2位FC町田ゼルビア

3位セレッソ大阪

【最終順位】

1位コンサドーレ札幌

2位清水エスパルス

3位松本山雅FC

【昇格】

コンサドーレ札幌、清水エスパルス、セレッソ大阪(PO勝ち抜き)

札幌が13節に首位浮上し、そのまま突っ走り優勝。

松本山雅が調子を上げて3位フィニッシュ。

15節時に3位だったセレッソは4位フィニッシュも昇格POを制し昇格しました。

15節時のTOP3のうち、2/3が昇格しています。

2017シーズン

【第15節】

1位アビスパ福岡

2位湘南ベルマーレ

3位横浜FC

【最終順位】

1位 湘南ベルマーレ

2位V・ファーレン長崎

3位名古屋グランパス

【昇格】

湘南ベルマーレ、V・ファーレン長崎、名古屋グランパス(PO勝ち抜き)

15節時首位にいたアビスパ福岡はPOで昇格を逃しました。

2位湘南ベルマーレが最終的に1位でフィニッシュ。

3位横浜FCは後半ガス欠で最終10位となりました。

15節時のTOP3のうち、1/3が昇格しています。

2018シーズン

【第15節】

1位大分トリニータ

2位レノファ山口

3位FC町田ゼルビア

【最終順位】

1位松本山雅FC

2位 大分トリニータ

3位横浜FC

【昇格】

松本山雅FC、大分トリニータ

(J1参入POで6位ヴェルディがJ116位ジュビロと対戦も敗れ昇格ならず)

第15節時に首位の大分は最終2位でフィニッシュし、昇格。

2位のレノファ山口はその後首位になるも失速し8位フィニッシュ。

3位横浜FCは最終順位も3位。しかしPOで敗退となりました。

15節時のTOP3のうち、1/3が昇格しています。

2019シーズン

【第15節】

1位水戸ホーリーホック

2位モンテディオ山形

3位大宮アルディージャ

【最終順位】

1位柏レイソル

2位横浜FC

3位大宮アルディージャ

【昇格】

柏レイソル、横浜FC

(J1参入POで4位徳島がJ116位湘南と対戦も敗れ昇格ならず)

15節時の首位、水戸は最終7位。

2位山形は最終6位

3位の大宮は最終同順位もPOで敗れ昇格ならず。

2020シーズン

【第15節】

1位V・ファーレン長崎

2位ギラヴァンツ北九州

3位徳島ヴォルティス

【最終順位】

1位徳島ヴォルティス

2位アビスパ福岡

3位V・ファーレン長崎

【昇格】

徳島ヴォルティス、アビスパ福岡

(この年POはなし)

第15節時点のTOP3のうち長崎と徳島は最終もTOP3内でフィニッシュ。

ただ長崎は3位フィニッシュではあったがこの年はPOがなく残留となりました。

北九州は2位で検討を続けるも最終5位となりました。

15節時のTOP3のうち、1チームが昇格しています。

2021シーズン

【第15節】

1位京都サンガF.C.

2位アルビレックス新潟

3位FC琉球

【最終順位】

1位ジュビロ磐田

2位京都サンガF.C.

3位ヴァンフォーレ甲府

【昇格】

ジュビロ磐田、京都サンガF.C.

(この年POはなし)

ついに新潟が首位陥落。

琉球も2位から3位へダウン。

代わりに京都が首位浮上。

最終的に2位で昇格しました。

15節時のTOP3のうち、1チームが昇格しています。

2022シーズン

【第15節】

1位アルビレックス新潟

2位ベガルタ仙台

3位横浜FC

【最終順位】

1位アルビレックス新潟

2位横浜FC

3位ファジアーノ岡山

【昇格】

アルビレックス新潟、横浜FC(J1参入POで4位熊本がJ116位京都と対戦も敗れ昇格ならず)

新潟が前年の屈辱を晴らし15節時は首位、最終的にも優勝。

横浜FCは一度もTOP3を譲ることなく2位フィニッシュ。

仙台はこの後首位に立つも最終はPOも逃す結果となりました。

15節時のTOP3のうち、2/3チームが昇格しています。

2023シーズン

【第15節】

1位FC町田ゼルビア

2位大分トリニータ

3位東京ヴェルディ

【最終順位】

1位FC町田ゼルビア

2位ジュビロ磐田

3位東京ヴェルディ

【昇格】

FC町田ゼルビア、ジュビロ磐田、東京ヴェルディ(PO勝ち抜き)

町田が圧倒的な強さを見せ昇格。

10節時と順位変動なし。

大分は最終9位となりました。

オリ10が3チーム出場したPOも記憶に新しい。

ヴェルディはJ1に定着しつつありますね。

15節時のTOP3のうち、2/3チームが昇格しています。

2024シーズン

【第15節】

1位清水エスパルス

2位V・ファーレン長崎

3位ベガルタ仙台

【最終順位】

1位清水エスパルス

2位横浜FC

3位V・ファーレン長崎

【昇格】

清水エスパルス、横浜FC、ファジアーノ岡山(PO勝ち抜き)

去年のJ2は三つ巴の戦い。清水、横浜FC、長崎が争うも自動昇格は清水と横浜FCに。

15節時に清水は首位で最終も優勝で終えています。

2位長崎は最終3位でPOに回るもまさかの敗退。

3位の仙台は滑り込み6位もPO敗退。

15節時のTOP3のうち、1/3チームが昇格しています。

2025シーズン

【第15節】

1位ジェフ千葉

2位RB大宮アルディージャ

3位ベガルタ仙台

【最終順位】

1位 ?

2位 ?

3位 ?

やはりやはりまだ何も決まっていない。

それだけだ。

まとめ

15節が終了しました。

残りは21試合。

前半戦もあと3試合で終わります。

興味深いのは、過去10年すべての年で

15終了時点TOP3にいたチームのうち、少なくとも1チームは昇格している。と言うことです。

しかし、その全てが昇格した年もないのです。

もう一つ、10節時から良くなったデータを。

直近3シーズンは、15節時に首位のチームは昇格しています。

2022シーズンの新潟、2023シーズンの町田、2024シーズンの清水です。

もっとポジティブなデータとしては

4年連続で15節時に首位だったチームはJ1に昇格しています。

2021の京都は最終2位で昇格しています。

何がなくでもJ1昇格というジェフの目標ではこちらのデータも吉兆です。

とは言え、あくまでデータの話です。

必ずそうなると言うことはないのです。

本当に何も決まっていません。

全ては自分たち次第。

一つひとつ共闘。

これは今治戦のゴール裏に掲げられた横断幕です。

一つひとつの試合はもちろん、一つひとつのプレーも共に闘うと言う意味を持ちます。

サポーターの声援は間違いなく選手たちの力になっていると思います。

うまくいかなかったGW。

そこからもう一度立ち上がるために、パワーを出すために。

まさに今治戦はサポーターの声援がジェフを勝たせたと言っても過言ではないと思っています。

小林監督が国立での一戦後、次はアウェイでこんなにサポーターは来ない、力をもらえないと言っていましたが、今治戦後、それを訂正しました。

350人ほど来ていたそうです。

素晴らしいサポーターたち。

この一体感は素晴らしく誇らしい。

間違いなく言えるのは、例年になく雰囲気がいいと言うこと。

もちろん首位だから、今年は昇格のチャンスが大いにあるから、と言うことが大きいのでしょう。

それでもかねてより、

どんな試合でもブーイングをせず選手を鼓舞する姿勢というのが、今巨大な力になっていることは間違いありません。

サポーターの歴史が紡いだ結果です。

サポーターにとってジェフが俺たちの誇りであるように

ジェフもサポーターのことを俺たちの誇りだと思っているはずです。

ひとつ一つ共闘。

誰1人として浮かれてはいません。

最後にもう一度言います。

まだ何も決まっていない。

次回は前半戦が終わる19節後にまた確認してみようと思います。

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