(過去10年)第10節時点でのJ2順位とその後

サッカー

第8節時点で確認しましたが、第10節を終えて首位にいるチームは昇格できたのか?

正直前回から2節分しか経っていないので、そこまで変わりはありませんが…

前回同様、過去10シーズン遡り10節時点での上位3クラブ、最終順位の上位3クラブを抽出します。

ちなみに、レギュレーション(チーム数、試合数、昇格数、POなど)がシーズンによって違うので一概には言えません。

2015シーズン

【第10節時点】

1位ジュビロ磐田

2位ツエーゲン金沢

3位ジェフ千葉

【最終順位】

1位大宮アルディージャ

2位 ジュビロ磐田

3位アビスパ福岡

【昇格】

大宮アルディージャ、ジュビロ磐田、アビスパ福岡(PO勝ち抜き)

10節時に首位だったジュビロ磐田。最終的には2位でフィニッシュ。

金沢は12位、ジェフは9位となっています。

このシーズンは8節の時と変わりませんでした。

2016シーズン

【第10節】

1位FC町田ゼルビア

2位コンサドーレ札幌

3位セレッソ大阪

【最終順位】

1位コンサドーレ札幌

2位清水エスパルス

3位松本山雅FC

【昇格】

コンサドーレ札幌、清水エスパルス、セレッソ大阪(PO勝ち抜き)

町田が首位に立つもその後下降線。

札幌が調子を上げ後半は13節以降首位を譲らず。

松本山雅が調子を上げて3位フィニッシュ。

2017シーズン

【第10節】

1位横浜FC

2位名古屋グランパス

3位湘南ベルマーレ

【最終順位】

1位 湘南ベルマーレ

2位V・ファーレン長崎

3位名古屋グランパス

【昇格】

湘南ベルマーレ、V・ファーレン長崎、名古屋グランパス(PO勝ち抜き)

10節時もTOP3にいた2クラブがそのまま最終節まで残っています。

名古屋グランパスが3位、湘南ベルマーレが1位でフィニッシュ。

横浜FCは一時首位に躍り出るも後半ガス欠。

2018シーズン

【第10節】

1位大分トリニータ

2位ファジアーノ岡山

3位レノファ山口

【最終順位】

1位松本山雅FC

2位 大分トリニータ

3位横浜FC

【昇格】

松本山雅FC、大分トリニータ

(J1参入POで6位ヴェルディがJ116位ジュビロと対戦も敗れ昇格ならず)

第10節時に2位だったファジアーノ岡山は以降順位を下げ15位で終えました。

一方序盤戦苦しみ8節時点で15位だった松本が優勝。

首位大分は一時調子を落とすも最終的には2位でフィニッシュ。

2019シーズン

【第10節】

1位水戸ホーリーホック

2位大宮アルディージャ

3位ヴァンフォーレ甲府

【最終順位】

1位柏レイソル

2位横浜FC

3位大宮アルディージャ

【昇格】

柏レイソル、横浜FC

(J1参入POで4位徳島がJ116位湘南と対戦も敗れ昇格ならず)

大宮は最終3位もPOで敗れ昇格ならず。

首位水戸、3位甲府は揃って圏外へ。

序盤低空飛行だった横浜FCが中盤以降調子を上げて2位フィニッシュ。

2020シーズン

【第10節】

1位 V・ファーレン長崎

2位徳島ヴォルティス

3位ギラヴァンツ北九州

【最終順位】

1位徳島ヴォルティス

2位アビスパ福岡

3位V・ファーレン長崎

【昇格】

徳島ヴォルティス、アビスパ福岡

(この年POはなし)

第10節時点のTOP3のうち長崎と福岡は最終もTOP3内でフィニッシュ。

北九州は一時TOP3入りを続けるも最終5位となりました。

2021シーズン

【第10節】

1位アルビレックス新潟

2位FC琉球

3位京都サンガF.C.

【最終順位】

1位ジュビロ磐田

2位京都サンガF.C.

3位ヴァンフォーレ甲府

【昇格】

ジュビロ磐田、京都サンガF.C.

(この年POはなし)

序盤新潟、琉球の快進撃があるも、徐々にペースダウン。

入れ替わりジュビロ、甲府がTOP3入り。

中盤以降に動きがあったシーズン。

2022シーズン

【第10節】

1位横浜FC

2位FC町田ゼルビア

3位東京ヴェルディ

【最終順位】

1位アルビレックス新潟

2位横浜FC

3位ファジアーノ岡山

【昇格】

アルビレックス新潟、横浜FC(J1参入POで4位熊本がJ116位京都と対戦も敗れ昇格ならず)

横浜FCが安定した戦いで終始TOP3。

新潟もスタートダッシュは失敗したが立て直し優勝。

ヴェルディは以降下降していく。最終は9位。

2023シーズン

【第10節】

1位FC町田ゼルビア

2位大分トリニータ

3位東京ヴェルディ

【最終順位】

1位FC町田ゼルビア

2位ジュビロ磐田

3位東京ヴェルディ

【昇格】

FC町田ゼルビア、ジュビロ磐田、東京ヴェルディ

町田が圧倒的な強さを見せ昇格。

8節時と順位変動なし。

大分は最終9位となりました。

オリ10が3チーム出場したPOも記憶に新しい。

2024シーズン

【第10節】

1位清水エスパルス

2位V・ファーレン長崎

3位ファジアーノ岡山

【最終順位】

1位清水エスパルス

2位横浜FC

3位V・ファーレン長崎

【昇格】

清水エスパルス、横浜FC、ファジアーノ岡山(PO勝ち抜き)

去年のJ2は三つ巴の戦い。清水、横浜FC、長崎が争うも自動昇格は清水と横浜FCに。

清水は9節に初の首位。

長崎はPOに回るもまさかの敗退。岡山が5位から昇格を決めた。

2025シーズン

【第10節】

1位ジェフ千葉

2位RB大宮アルディージャ

3位ベガルタ仙台

【最終順位】

1位 ?

2位 ?

3位 ?

やはりまだ何も決まっていない。それだけだ。

まとめ

冒頭に書いたように、8節と10節ではほとんど変化なし。

第10節時点と最終では全く顔ぶれが違うことがわかります。

しかし直近2年、第10節時点で首位だったチームはそのまま1位でフィニッシュ。

2023シーズンの町田と2024シーズンの清水。

プラスに考えれば、2年連続で10節終了時の首位チームは優勝しているのだ。

さらに、何がなんでも昇格ということを考えると

2022シーズンも10節時に首位だった横浜FCは最終的に2位だったが、J1昇格を決めている。

ということは、J1昇格という点で見ると

3シーズン連続で10節時に首位だったチームはJ1昇格している。

いいデータです。

一方、2021シーズンのアルビレックス新潟は序盤は絶好調。10節時も首位。

しかし、徐々に飲み込まれていく。最終的には昇格できていない。

いいも悪いもどちらもジェフに当てはまるのだ。

本当に何も決まっていない。

一体感、これは素晴らしいものがあります。

サポーターが作り出す雰囲気、躍動する選手。

鼓舞する監督。支えるスタッフ。

これが最大の強み。

でもそれは綺麗事に過ぎないかも知れない。

次回は15節が終わった時に確認してみようと思います。

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